得点王に輝いたMFアレクサンダー・マイアー【写真:Getty Images】
ドイツ・ブンデスリーガ最終節が現地時間23日に行われ、最終順位と得点ランキングが決定した。
1シーズンの記録更新を目指していたマインツのFW岡崎慎司は12得点でレバークーゼンのMFカリム・ベララビと共に8位タイ。記録更新とはならなかったが、2季連続の2桁得点を達成している。
得点王に輝いたのは、フランクフルトのMFアレクサンダー・マイアー。今季26試合に出場し、19得点を挙げている。
しかし、マイアーは第27節を最後に負傷のため終盤7試合を欠場。負傷がなければ得点をさらに伸ばせた可能性があるだけに悔やまれる。
また、28節の時点で2位バイエルン・ミュンヘンのMFアリエン・ロッベンと2点差、3位FWロベルト・レバンドフスキとも5点差となっていた。ロッベンも同様に負傷で長期離脱となっており、レバンドフスキが事実上のライバルとされていた。それでも、最終的には3点を詰められるだけにとどまり、逃げ切っている。
2004年からフランクフルトに在籍し、2部では得点王に輝いたこともある同選手。1部で得点王になった経験はなく今回が初となった。
さらに同選手は代表と縁が無く、U-21に2試合出場した経験があるのみであり、32歳になった現在も名前が挙がることはない。それでも、ランキング上位のロッベン、レバンドフスキをはじめとする各国の代表選手を差し置いて今回の逃げ切りでの受賞だ。
フランクフルトのサポーターの間では“フッスバールゴット(サッカーの神様)”と呼ばれ、同クラブの象徴的存在となっている(ドイツではクラブの象徴的選手をこう呼ぶことがある)マイアー。得点王と言うタイトルを獲得し、”フッスバールゴット”であることを証明した。
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