バルセロナのルイス・エンリケ監督【写真:Getty Images】
バルセロナのルイス・エンリケ監督は22日、リーガ・エスパニョーラ最終節のデポルティボ・ラ・コルーニャ戦に向けた前日記者会見を行った。
その場で先日バルサ退団を発表したシャビと、長期離脱明けのトーマス・ヴェルメーレンの先発起用を明言している。
また、クラブの象徴であるシャビについて、退団の決断は避けられなかったとの見解を示している。
「残念ながら、ある程度年齢を重ねた選手はいつか決めなくてはならないんだ。正しいタイミングだと思う。カンプ・ノウに別れを告げる最高の時期だろう。残りの人生で彼が同じ年齢のままなら、25回は契約延長を申し入れるよ」
そのうえで、シャビ自身の決断を尊重し、新たな挑戦へエールを送った。
「シャビの決断は、彼自身がどう感じたかに基づいている。私はもう1シーズンは十分にバルサでやれると思っていたが、それも彼しだいだ。彼と過ごした今季は素晴らしかったし、カタールでの経験は彼とその家族にとって素晴らしいものになるだろう」
すでに優勝が決まっているリーグ戦はデポルティボ戦で終わってしまうものの、バルサにはコパ・デル・レイ決勝とチャンピオンズリーグ決勝が残っている。6年ぶりの三冠達成で英雄を送り出すため、最後まで負けられない戦いが続く。
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