勝利を欲するのはブレーメンも同様
一方、ドルトムントを相手にヨーロッパリーグの出場に望みを繋ぐのは、ブレーメンも同じである。キッカー紙は「ヴェルダー(・ブレーメン)はドルトムントに対する二重の勝利を必要とする」としている。
まずブレーメンは、最終節でドルトムントに勝利して、7位を確保しなくてはならない。そしてポカール決勝では、ボルフスブルクがドルトムントに勝利する必要がある。
リーグ戦を1位から5位で終えたチームがポカールで優勝した場合、7位にELの出場権が与えられるからだ。そうした「ドルトムントに対する二重の勝利」があって初めて、ブレーメンは来季のELに出場することが出来るのである。
ブレーメンのCBプレドルはキッカー紙に対して「(ポカール決勝の日に)僕らはみんな喜んでボルフスブルクのユニフォームを着てテレビの前に座るつもりだ」と語った。人事を尽くしてボルフルブルクの勝利を待つとのことである。
いずれにせよ最終的には、ドルトムントもブレーメンも今季最後の試合で勝利を追求することに変わりはない。最終節は、そこに物語があるのはもちろんのことだが、ただフットボールの原点に立ち返る試合になるのかもしれない。
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