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香川真司 10年前

感傷に浸る余地なし。勝利のみを追求する最終節、香川は先発へ。新シーズンへ欧州切符を確保するか

ブンデスリーガは最終節が行われる。ケールの引退、クロップ監督の退任と本来であれば試合前のセレモニーが行われても不思議ではない状況だが、ドルトムントにとっては記念試合とはならない。来季のEL出場権獲得へ勝利のみを追求する。

text by 本田千尋 photo by Getty Images

ついに訪れるクロップ監督最後のブンデスリーガ

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ユルゲン・クロップにとって、BVBでは最後のブンデスリーガの試合となる【写真:Getty Images】

 何より勝利を優先する。2015年5月22日付の独大衆紙ビルトは「花より勝利!」と記した。23日、ブンデスリーガ最終節が行われる。

 7位ドルトムントがホームに8位ブレーメンを迎えるゲームは、既に辞任を表明している指揮官ユルゲン・クロップにとって、BVBでは最後のブンデスリーガの試合となる。

 しかしクロップは、試合の前の花束を望んではいない、とのことだ。ブレーメン戦は、ヨーロッパリーグの出場がかかった試合であり、来週にはボルフスブルクとのDFBポカール決勝も控えている。

「ポカールの勝者となるつもりならば、土曜(ブレーメン戦)の晩に飲むべきではない」

 感傷に浸るのは勝ってから、ということだろうか。

 21日付のキッカー紙はブレーメン戦のドルトムントの先発予想を次のとおりとする。布陣は4-2-3-1である。

【GK】ランゲラク、【DF】右SBドゥルム、右CBソクラティス、左CBフンメルス、左SBシュメルツァー、【MF】ダブル・ボランチにギュンドアン、ケール、2列目は右からムヒタリヤン、香川真司、ロイス、【FW】オーバメヤン。

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