半年後にバルサ移籍の可能性が報じられたギュンドアン【写真:Getty Images】
契約延長を拒否し、来季で契約が満了となるボルシア・ドルトムントのMFイルカイ・ギュンドアンが、バルセロナ移籍のためのメディカルチェックをパスしたと、22日のスペイン紙『ムンド・デポルティーボ』が伝えている。
2016年まで契約を結ぶギュンドアンは、ドルトムント側の契約延長オファーを断り移籍を決断。そのためドルトムント側は、移籍金を得るために今夏の放出を望んでいる。
同選手の移籍先にはバイエルン・ミュンヘン、レアル・マドリー、バルセロナ、マンチェスター・ユナイテッドなど多くの候補が挙がっていたが、高額な年俸と1年経てばフリーで獲得可能と言うこともあり、1年待つのではないかとの噂も報じられていた。
しかし同紙によれば、バルセロナは2000万ユーロ(約28億円)と言われる移籍金を準備し、移籍のためのメディカルチェックも行ったという。
バルセロナは規約違反によってFIFAから制裁を受けており、来年1月までは選手獲得が出来ない。それでも、バルセロナは今季退団を発表したMFシャビの後釜としてギュンドアンを考えており、処分解禁後にも獲得する意向の様子。
バルセロナ移籍となれば、半年はドルトムントに残ることになる。いなくなる選手を起用することは考えにくいが、移籍金が入るとありドルトムントが条件を受け入れる可能性も高い。
フリーで獲得を画策していた他チームがこの報道によってどう動くか注目される。
【了】