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EL出場権争いの命運を握るドルトムント。最終節は8位との直接対決

text by 編集部 photo by Getty Images

EL出場権争いの命運を握るドルトムント。最終節は8位との直接対決

EL出場権争いの命運を握るドルトムント【写真:Getty Images】

 いよいよ次節で最後となったドイツ・ブンデスリーガ。泣いても笑っても同節終了後には最終順位が確定する。

 最終節までもつれたヨーロッパリーグ(EL)の出場権争いは、8位ブレーメンまで可能性が残されている。

 しかし、本戦から出場または予選3回戦から出場かどうか、そして7位に出場権が得られるかはすべてDFBポカール(ドイツカップ)決勝に進んだボルシア・ドルトムント次第となっている。

 現在の順位は5位シャルケ(48)、6位アウグスブルク(46)、7位ドルトムント(43)、8位ブレーメン(43)。

 そして次節は7位と8位の直接対決であり、DFBポカール決勝に進んでいるドルトムントは勝利すれば無条件でEL出場権が獲得できる。

 EL出場はカップ戦勝者および5位が本戦、6位が予選3回戦から参加となっているため、ドルトムントの最終順位およびポカールの結果で他クラブの状況も大きく変わる。

 詳細は以下の通り。

【ドルトムント7位】
EL出場権獲得
DFBポカール〇:本戦出場、5位本戦出場、6位予選3回戦。
DFBポカール●:予選3回戦出場、5位、6位本戦出場。

【ドルトムント6位】
EL出場権獲得
DFBポカール〇:本戦出場、5位本戦出場、7位予選3回戦。
DFBポカール●:本戦出場、5位本戦出場、7位予選3回戦。

 また、ドルトムントが8位以下の場合は、EL出場のためにDFBポカール優勝が必須条件となり、この場合は7位に権利が回ることはない。そして、ドルトムントと5位のチームが本戦、6位が予選3回戦の参加となる。

 ドルトムントが8位以下でDFBポカールも負けた場合は5位と6位に本戦、7位に予選3回戦の出場権が与えられる。この場合数字上では11位フランクフルト(40)まで可能性はあるが、7位ドルトムントと8位ブレーメンの直接対決で勝敗が決するか、勝ち点1を分け合うことになるため事実上不可能となっている。

 ドルトムントとブレーメンの最終節が引き分けの場合は9位ホッフェンハイム(41)にも可能性があるが、その場合11点差以上の大差をつけて勝利することが必要だ。

 EL出場権を争う各クラブの命運はドルトムントが握っている。

【了】

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