モフセン・トーキー主審【写真:Getty Images】
20日に行われたAFCアジアチャンピオンズリーグ(ACL)ベスト16の1stレグ、城南対広州恒大の試合で起きた終了間際のPK判定が現地で物議を醸している。
問題のシーンは後半アディショナルタイムに起きた。95分、城南は左サイドのFKからゴール前にボールを放り込むと、エリア内で相手選手に倒されとの判定が下され、PKを獲得した。映像を見返すと、当該選手同士の接触は軽いように見えるが、広州恒大の抗議も虚しく、キム・ドゥヒョンの決勝弾で城南は2-1の勝利を収めた。
この判定を下したイラン出身のモフセン・トーキー主審は、過去にも不可解な判定で様々な遺恨を残してきた。2011年のAFCアジアカップ・グループステージの日本対シリア戦では、副審がオフサイドと判定したにもかかわらずそれを却下し、前線の残る選手にチャージしたGK川島永嗣を退場させ、PKを宣告した。
また、2013年のACLグループステージ第3節の水原三星対柏レイソルの試合では、水原の選手が敵陣エリア内で倒れると笛を吹き、後半だけで水原にPK4本を献上した。
尚、広州恒大対城南の2ndレグは27日に中国で行われる。
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