ヨハン・クライフ氏【写真:Getty Images】
バルセロナの元名誉会長ヨハン・クライフ氏は20日、オランダ紙『デ・テレグラフ』のコラムで様々なテーマについて触れた。
ここ7年でリーグ優勝わずか1度のレアル・マドリーについては「滑稽だ。リーグ優勝できないのが1度なら問題ないが、これだけ敗れるのは断じて許されない」と、国内リーグで威厳を失いつつある宿敵を非難した。
「これがバルセロナとの差だ。バルサでは全員がゴールを決めるために手を貸すけど、マドリーのここ最近の試合では、本当にチームメイトが決めて欲しいのかさえ疑わしい。もしタイトルを獲りたいのなら、これは問題である」
なお今季チャンピオンズリーグ(CL)準決勝では既にプレミアリーグのクラブが敗退していたが「プレミア勢のパフォーマンスには失望した。スポーツでの成功はお金で買えないと証明された。ユベントスよりもっとお金を使うことができたPSGやマンチェスター・シティのことを指している」と、年々ヨーロッパで威厳を失っているプレミア勢を批判した。
これを理由に大型補強をせずに三冠を狙っているユーベを「リスペクト」しているクライフ氏は「少し前まではセリエBにいたけど強く戻ってきた。良い方向に進むための新たなプロジェクトを作った」と、成功のカギを語った。
またプレースタイルにこだわるクライフ氏は「それも成功の要因の一つ。ユベントスは、サポーターが結果だけに基づいているサッカーは好まないと理解した。テレビのおかげでもっと魅力的なサッカーがあると人々は気付いた」と述べた。
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