横浜F・マリノスは21日、練習場である『マリノスタウン』の定期借地契約が2016年5月に満了となることを受け、新たなオフィスを新横浜公園近隣地に確保し、チームの練習場として新横浜公園内施設を利用することになったことを、嘉悦朗社長の署名付きで発表した。

『マリノスタウン』は2007年1月にグランドオープンし、トップチームや下部組織の練習場として活用されてきた。本社やクラブハウスも施設内にあり、グッズショップも営業していた。

　クラブは数年前から横浜市及び日産自動車と相談し、様々な検討を重ねてきたという。

　具体的には「クラブは、トップチーム、育成組織、スクール事業等の活動の継続性はもちろん、それらに必要な仕様、コスト、投資採算性、そしてクラブとしての収益構造等、あらゆる視点で精査した結果、クラブがこの5年間掲げて続けてきた「持続可能な成長」を実現するための方策の一つとして、今回の移転を決定致しました」と、移転の経緯を説明している。

　これに伴い、『マリノスタウン』での活動は今年度中に全て終えることになる。終了時期は以下の通り。

横浜マリノス株式会社本社機能：2015年12月末終了予定。
・トップチーム：2015年12月末終了予定。
・育成組織及びスクール事業「みなとみらい校」：2016年3月末終了予定。
・オフィシャルショップ「トリコロールワン」みなとみらい店：2015年12月末終了予定。

　なお2016年1月以降のトップチームの活動は、新横浜公園内施設を中心に使用する予定で、育成組織は横浜市内に練習施設を確保し使用する予定ということも発表している。

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