ラファエル・ベニテス監督【写真:Getty Images】
ナポリのラファエル・ベニテス監督は、今季無冠に終わったレアル・マドリーと契約を交わす寸前だという。スペインに派遣されているイタリア紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』の記者フィリッポ・リッチ氏が21日、スペインラジオ『オンダ・セロ』で明かしている。
なおスペインTV『ラ・セクスタ』のホセ・ルイス・サンチェス記者も21日、スペインサッカー番組『エル・チリンギト』でマドリーはベニテスの招聘を決意したと、フィリッポ氏の情報を裏付けている。
更に同局のフェルナンド・ブルゴス記者によれば、カルロ・アンチェロッティ監督は19日、自身を含め選手達やフロントが出席したクラブの宣伝イベントが終わった直後、ホセ・アンヘル・サンチェスGMに自身の去就について訊いた際「言えることは何も無い」という返事に激怒したという。
またブルゴス氏は、ベニテスが夢見ている目標を明かし、その内の一つは93年から95年の間に下部組織を指揮したマドリーでトップチームの監督を務めることである。他の二つの目標は、古巣リバプールに帰還することと、スペイン代表を率いることである。
23日のヘタフェ戦が、アンチェロッティにとってマドリーの監督としての最後の試合となり、31日にベニテスはナポリに別れを告げるのか。今後の動きが注目される。
【了】