個人2冠を達成したGKマヌエル・ノイアー【写真:Getty Images】
3冠を逃したバイエルン・ミュンヘンだが、GKマヌエル・ノイアーが個人で2冠を達成した。現地時間20日にクラブの公式サイトが伝えている。
リーグ優勝は早々に決めたものの、DFBポカール(ドイツカップ)とチャンピオンズリーグは準決勝で敗れ、3冠を逃したバイエルン。しかし、ノイアーは個人で大きな栄冠を手にしている。
2014年ヨーロッパ最優秀スポーツ選手と2014年世界最優秀スポーツ選手の2つの賞を同時受賞した。
ヨーロッパスポーツジャーナリスト連盟(UEPS)および及び国際スポーツジャーナリスト連盟(AIPS)から選出される同賞は、スポーツジャーナリストの投票で選ばれる。
ドイツスポーツジャーナリスト連盟のハンス=ヨアヒム・ツウィングマンは、「両連盟が同一人物を選ぶことなど、滅多にないことだ」と話し、その栄誉の価値を語った。
また、UEPSのヤニス・ダラス会長も「驚きはない。ブラジルでのマヌエルの活躍は素晴らしいものだった。彼の素晴らしいパフォーマンス、フェアプレーの精神、影響力、そしてメディア対応におけるプロとしての気構えが受賞に値した」と称賛し、受賞理由を説明している。
プロのスポーツ選手全ての中で、ロジャー・フェデラーとノヴァク・ジョコヴィッチというプロテニス選手を抑え選出されたノイアーは「チームメイト無しでは受賞はありえなかっただろう」と、バイエルンとドイツ代表に感謝の意を示し、喜びを語っている。
なお、ヨーロッパ最優秀スポーツ選手に過去選ばれたサッカー選手は、ミシェル・プラティニ現UEFA会長とローター・マテウス氏のみで、ノイアーは史上3人目となっている。
さらに世界最優秀スポーツ選手においては、フェデラーとクリスティアーノ・ロナウドの抑えての受賞となった。
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