今季2冠目、10回目のコッパ・イタリア優勝を果たしたユベントス【写真:Getty Images】
【ユベントス 2-1 ラツィオ コッパ・イタリア 決勝】
コッパ・イタリア決勝ユベントス対ラツィオが現地時間の20日行なわれた。
既に今季のセリエA優勝を決めているユベントスと現在3位のラツィオの戦い。2年前に同大会でローマダービーの決勝を制したラツィオに対して、ユベントスの優勝は20年前に遡る。
両チームのスターティングメンバーは以下。
ユベントス(3-5-2)
GK:マルコ・ストラーリ
DF:アンドレア・バルザーリ、レオナルド・ボヌッチ、ジョルジョ・キエッリーニ
MF:シュテファン・リヒトシュタイナー、アルトゥーロ・ビダル、アンドレア・ピルロ、ポール・ポグバ、パトリス・エブラ
FW:フェルナンド・ジョレンテ、カルロス・テベス
ラツィオ(3-4-3)
GK:エトリト・ベリシャ
DF:ステファン・デフライ、サンティアゴ・ジェンティレッティ、シュテファン・ラドゥ
MF:ドゥシャン・バスタ、マルコ・パローロ、ダニーロ・カタルディ、セナド・ルリッチ
FW:アントニオ・カンドレーバ、ミロスラフ・クローゼ、フェリペ・アンデルソン
試合開始早々4分、先制点を奪ったのはラツィオ。FKからラドゥがヘディングでゴール右上隅に決めた。
しかし7分後、ユベントスもセットプレーから同点に追いつく。FKからエブラが落とすとキエッリーニが豪快にボレーを打ち込んだ。
その後は一進一退の展開が続く。32分には再びFKの流れからパローロが強烈なミドルシュートを放つ。しかし、これはわずかに枠の左にそれた。
後半も互角の戦いをみせる両者。終盤にはユベントスはポグバとジョレンテに替えてMFロベルト・ペレイラとFWアレッサンドロ・マトリを、ラツィオはクローゼに替えてフィリプ・ジョルジェビッチが投入する
87分、ピルロのスルーパスにマトリが抜けだしてゴールネットを揺らすも、これはオフサイドの判定。90分終了しスコアは1-1。勝負は延長戦に突入する。
94分、ラツィオにビッグチャンス。ジョルジェビッチのミドルシュートは左右のポストに1度ずつ当たるものの、これはゴールラインを超えない。
すると97分、ついにユベントスが逆転に成功する。ロングフィードを収めたマトリが一度テベスに渡すと、シュートブロックをゴールに押し込んだ。
そのまま守り切ったユベントスが120分間の戦いを2-1で制した。これで今季2冠目、コッパ・イタリア10回目の優勝を果たした。
【得点者】
4分 0-1 ラドゥ(ラツィオ)
11分 1-1 キエッリーニ(ユベントス)
97分 2-1 マトリ(ユベントス)
【了】