バルセロナのMFアンドレス・イニエスタは19日、退団が確実視されているMFシャビ・エルナンデスやチーム、自身の現状について言及した。

　シャビの父ホアキン・エルナンデス氏は、スポーツ紙『Sport360°』で「お別れを言う時が来た。アル・サッドからはプレーを続けながら指導者として訓練を積むことができる。非常に素晴らしいオファーだ。息子はラッキーだよ」と、息子の退団とカタール移籍を明かした。

　シャビと共にバルセロナ、スペイン代表の黄金時代を築いたイニエスタは「彼への称賛の言葉は尽きない。バルサと代表にとって不可欠だった唯一無二の選手だ。僕のキャリアが始まってから彼の側でプレーできたことは本当に光栄だ」と同選手を絶賛した。

　クラブ史上2度目の三冠を制覇する可能性については「チームは成長を続けながら苦難を乗り越え、今の状態はとても良いと思う。手が届く範囲内にある」と、ポジティブな姿勢を示した。

　11日に31歳を迎えたイニエスタは、将来コーチになる可能性について「3、4年前までは考えていなかったけど、フットボールを辞める日は段々近づいているし（監督になることは）悪くないと思っている」と、将来チームを率いる願望を示した。

　また、サッカー選手の人生がどんなものかという質問に対しては「家族といる時間を多く失った。僕にとって最大の犠牲だ。乗り越えるのは至難の業だった。今は趣味と言えば毎日娘と一緒にいることだよ」と、家族愛を語った。

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