再び移籍問題が浮上してきたFW岡崎慎司【写真:Getty Images】
移籍か残留かに揺れるマインツのFW岡崎慎司だが、ボルシア・メンヒェングラッドバッハの関心が再び高まりつつあるようだ。現地時間19日、地元紙『ライニシェ・ポスト』が報じている。
ボルシアMGによる岡崎への関心は以前から報じられていた。ボルシアMGは、先日ドイツ代表のFWマックス・クルーゼがヴォルフスブルクへ移籍することを正式発表。FWが手薄となる来季へ向けてその後釜に岡崎の存在が浮上しているようだ。
同紙によれば「精力的にプレーができ、ヘディングに強い」センターフォワード(CF)を探す同クラブにとって、「身長は174cmながらジャンプ力に長けている」岡崎は理想的な選手だという。さらに「中央やウイングでも起用できる」とオフェンス面でのユーティリティ性も好材料と述べている。
しかし、MFヨハネス・ガイスの移籍が濃厚であり、獲得が噂されるFC東京のFW武藤嘉紀とのコンビを画策するマインツのクリスティアン・ハイデルGM(ゼネラルマネジャー)は、難色を示しており、以前から岡崎については国内に移籍させることはしないと明言。
19日の段階でマルティン・シュミット監督も「まだオファーはどこからも届いていない」と発言し、ハイデルGM同様に来季の重要な戦力として考えている。
ボルシアMGだけでなく、プレミアリーグからもオファーの噂がある岡崎だが、契約には例外条項が含まれておらず、移籍するにはクラブ間で合意が必要と言われている。
契約延長を望むマインツが合意するとは考えにくいが、岡崎が拒否すればフリーで2016年以降に移籍することになってしまう。
果たして日本代表のエースストライカーとマインツはどういう決断を下すのだろうか。
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