ジョゼ・モウリーニョ監督【写真:Getty Images】
今季のプレミアリーグを制したチェルシーのジョゼ・モウリーニョ監督が18日、英ラジオ局『トークスポーツ』に出演し、同リーグをリーガエスパニョーラと比較して語った。
リーガでは過去11年間でレアル・マドリーとバルセロナが合わせて10回優勝しており、昨季はアトレティコ・マドリーが優勝したものの、2強による首位争いが確立されている。
2011-12年シーズンにレアル・マドリーでリーガ初制覇を果たしたモウリーニョ監督は、プレミアリーグとの違いについて次のように話している。
「私はスペインにいたが、楽しくなかった。私はスペインで121ゴール、勝ち点100という記録的な数字で優勝したが、シーズンを通して接戦となったのは3、4試合だけだった」
「別の国のリーグでは、選手を休ませても試合に勝てる。スペインやイタリアでも私は選手を休ませて勝っていたし、常に次の試合や欧州戦に集中できた」
「だが今季、私はブラッドフォード戦(FA杯4回戦)で選手たちを休めたが、その試合に負けてしまった。それこそがイングランドのサッカーだ。2-0で試合に勝っていても、1点返されれば、終盤の数分間で地獄を見ることになるし、2-2で引き分けにされて勝ち点2を取りこぼしてしまうかもしれない」
「これこそがプレミアリーグであり、休む暇はない。試合数の多さだけではなく、試合の激しさ、その激しさは身体的だけでなく、精神面でも感じられる」
「プレミアリーグとリーガの違いは大きいと思う。バルセロナやレアル・マドリーがプレミアリーグを優勝できるか?その確率は半々だろう」
なお、チェルシーは18日に敵地で行われたウェストブロミッチ戦に0-3で大敗しており、24日にホームで行われるサンダーランドとの最終節を前に今季3敗目を喫した。
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