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降格ならマスコット消滅も? 壮絶なブンデス残留争い。HSVはクラブ初2部落ちか…6チームに可能性

ブンデスリーガの残留争いが激しい。最終節を前に1チームも決まらず、6チームに可能性が残されている。その中でもハンブルガーSVはクラブの51年に渡る歴史において初の降格が現実味を帯びている。

text by 本田千尋 photo by Getty Images

かつて高原も所属した名門の危機

降格ならマスコット消滅も? 壮絶なブンデス残留争い。HSVはクラブ初2部落ちか…6チームに可能性
ブルーノ・ラッバディア監督【写真:Getty Images】

 残留争いが終わらない。ハンブルガーSVは、先週末の第33節でシュトゥットガルトに1-2で敗れた。指揮官ラッバディアは、5月18日付の独大衆紙ビルトに対して次のようなコメントを残した。

「展望と情勢は劇的に悪化したよ。我々はチームとして機能しなかった。しかし全てを灰に帰すことは出来ない。平静を失うことは許されない。そして最後の試合がやってくる」

 ラッバディアの言う「最後の試合」、つまり23日のブンデスリーガ最終節を残して、依然として降格するチームは1つも決まっていない。降格の可能性があるチームの、現在の順位と勝ち点は以下のとおり。

 13位 ヘルタ・ベルリン  【35】 (細貝萌、原口元気所属)
 14位 フライブルク    【34】
 15位 ハノーファー96   【34】 (清武弘嗣、酒井宏樹所属)
 16位 シュトゥットガルト 【33】 (酒井高徳所属)
 17位 ハンブルガーSV   【32】
 18位 パーダーボルン   【31】

 ハンブルガーSVは17位に沈んだ。かつて高原直泰も所属した名門は、51年に渡るブンデスリーガの歴史に幕を下ろそうとしている。HSVはかつて2部に降格したことが1度もない。降格すれば、まず名誉の失墜に繋がる。そして金銭面でのダメージを受けることになる。

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