集中が必要と話すFWピエール=エメリク・オーバメヤン【写真:Getty Images】
ドイツ・ブンデスリーガ第33節が現地時間の16日に開催され、MF香川真司の所属するボルシア・ドルトムントはアウェイでヴォルフスブルクに1-2で敗れている。
DFBポカール(ドイツカップ)決勝の前哨戦となった同試合だったが、開始42秒で失点し、出鼻をくじかれた。
試合前にDFマッツ・フンメルスが前日練習で負った打撲の影響から急きょ先発を回避。アクシデントがあったとは言え、開始1分以内での失点は今季これで4回目となり、ブンデス史上初となる不名誉な記録となってしまった。さらに、前半または後半の立ち上がり5分以内での失点は同試合で9回目となっている。
今季たびたび同じミスを繰り返し、勝利を逃してきたチームにユルゲン・クロップ監督も「監督はロッカールームで最後の言葉を考える必要があるね」と、自嘲的な言葉を述べている。
FWピエール=エメリク・オーバメヤンも「集中を欠いている。非常に良くない」と、立ち上がりの集中力の欠如を嘆いた。
次節は最終節。8位ブレーメンとの直接対決であり、クロップ監督にとって最後のホームゲームとなる。オーバメヤンは「集中しなければいけない。絶対勝ちたい」と話し、MFケヴィン・カンプルも「まだ最後の試合がある」と意気込んでいる。
クロップ監督もヴォルフスブルク戦はネガティブな要素ばかりではないと話し「25ポイント差で下にいるにもかかわらず、チャンスが無かったわけではない」と感じている。
DFBポカール決勝を含めて残り2試合。今季繰り返してきたこの悪癖を取り除き、ヨーロッパリーグ出場、そしてタイトル獲得を目指す。
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