フットボールチャンネル

セリエA 10年前

ベニテスの去就は? イタリアで最も“熱い”クラブ、ナポリ【八塚浩×チェーザレ ミネストローネ・ディ・カルチョ―06】

「ベニテスとデ・ラウレンティスは本当にいい仕事をしている」

チェ「『スペインを勝たせようとしている』、『なぜこの下手くそな審判なんだ』…全く証拠がないのにそういうことを言うのは危ない。ベニテスと同じように“辛口”の存在は面白いね。試合はだいたい週末とミッドウィークにあるけど、その間はどうやってサッカーの話を続けさせる?」

「難しいところだね。」

チェ「ベニテスとデ・ラウレンティスのキャラはもちろんだけど、本当にいい仕事をしている。3部だったナポリをセリエAのトップクラブにして、CLやELで十分な結果を出している。

 しかも、ナポリは黒字よ。これもすごいこと。セリエAのクラブは全部赤字。昨季はユベントスも赤字だった。今季は大丈夫そうだけど、ここまで来るのに何年かかったんだろう…」

「2004年にデ・ラウレンティスが会長に就任してからもう11年経つ。よくここまで持ち上げてきたよね。ここ最近はひと桁順位どころか、2位や3位が当たり前になったからね。CL出場圏内を維持していくのはすごくない?」

チェ「彼がナポリに来た時は、いまのパルマのようだった。もっとひどかったかもしれない。あったのは名前だけ。八塚さんが言った通り、いまのネックはCLに出られるかどうかだからね。すごいよ」

「そう考えると、EL決勝でイタリア対決が見たかったね。1stレグが終わった時点でフィオレンティーナはかなり厳しかったけど、それだけが残念かな」

【了】

1 2 3 4 5

KANZENからのお知らせ

scroll top
error: Content is protected !!