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セリエA 10年前

ベニテスの去就は? イタリアで最も“熱い”クラブ、ナポリ【八塚浩×チェーザレ ミネストローネ・ディ・カルチョ―06】

長く国内外のサッカーを実況し続けてきた八塚浩。そしてイタリア人のチェーザレ・ポレンギ。セリエAに精通する2人が、毎回1つのクラブを取り上げていく。第6回はナポリ。

「ベニテスはイタリアサッカー界にとってすごく面白い存在」

【八塚浩×チェーザレ ミネストローネ・ディ・カルチョ―】
セリエAに精通する八塚浩氏とチェーザレ氏が毎回1つのクラブを取り上げていく『ミネストローネ・ディ・カルチョ』

チェーザレ・ポレンギ(以下、チェ)「イタリア人と同じように長い休みがあって、久しぶりね。今日のミネストローネは『ナポリ』について話したいと思います。あのクラブでいま一番大切で、面白いのはベニテス監督じゃない?」

八塚浩(以下、八)「そうだよね」

チェ「2年目で、彼とメディアの関係も面白い。何度も印象的なセリフがあったし、記者と喧嘩もした。テレビ番組に出て、記者に『あなたとはもう話したくない。サッカーを十分に知らないから、あなたと話すのならゴルフの話しかしない』と言ったこともある」

「それはすごいね」

チェ「イタリアサッカー界にとってすごく面白い存在で、彼がいなくなってしまったらかなり残念。ベニテスは来季どうするか、全くわからない。家族はリバプールにいるし、それがネックになっているみたい。しかも、ナポリのアウレリオ・デ・ラウレンティス会長は『家族をローマに住まわせて、あなたはナポリで続けないか』という提案を出しているけど…」

「今後どうなるかわからないのはやりにくいね。ベニテスにとって、今季の目標で達成できそうなもののうち、大きなものがまだ残っている。チャンピオンズリーグ(CL)出場圏内の3位に入れる可能性もまだあるよね」

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