前節から一歩後退の本田
さて、3試合連続で先発出場し後半33分までプレーした本田だが、おおむね現地での評価は悪くなかった。詳しくは18日の地元紙が出揃ってからお伝えするが、民放TV局『メディアセット』の採点では「6」が付いていた。
もっとも、決定的なシュートはコンシーリのファインセーブに阻まれ、前節同様ゴールはお預けになる。『コリエレ・デッロ・スポルト』のフリオ・フェデーレ記者は「前節よりはさすがに一歩後退」としながらも「今日出た中では一番良かったと思う。本人も手応えを感じていたのだろうか、交代を命じられた時には怒っていたようにも見えた」と語っていた。
前節のローマ戦がきっかけとなったのか、好調だった前半戦のときよりも貰いたいタイミングでパスをつけてもらえるようになっていた。良い流れは引き寄せているはずなので、次のトリノ戦でゴールに期待したい。
ちなみに本田の取材対応はなし。クラブ関係者によれば、抜き打ちのアンチドーピング検査に当たってしまったとのこと。こういう場合、検体を採取するまで選手は解放されないので出待ちには時間が掛かる。この日も本田が出てくる前に、マペイ・スタジアムのミックスゾーンでは後片付けが始まり、記者も全員追い出されてしまった。
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