逆転ゴールを決めたアルバロ・モラタ【写真:Getty Images】
【インテル 1-2 ユベントス セリエA 第36節】
イタリア・セリエA第36節が現地時間16日に行われ、日本代表DF長友佑都が所属するインテルはホームでユベントスと対戦した。
コッパ・イタリア決勝を控えるユベントスは大胆なターンオーバーを敢行した。GKジャンルイジ・ブッフォン、DFパトリス・エブラ、MFアンドレア・ピルロ、MFアルトゥーロ・ビダルを温存する。一方、インテルの長友はこの日もベンチスタートとなる。
両チームのスターティングメンバーは以下。
インテル(4-3-1-2)
GK:サミール・ハンダノビッチ
DF:ダニーロ・ダンブロージオ、アンドレア・ラノッキア、ネマニャ・ヴィディッチ、ファン・ジェズス
MF:マテオ・コバチッチ、ガリー・メデル、マルセロ・ブロゾビッチ
ジェルダン・シャキリ
FW:マウロ・イカルディ、ロドリゴ・パラシオ
ユベントス(4-3-1-2)
GK:マルコ・ストラーリ
DF:シュテファン・リヒトシュタイナー、アンドレア・バルザーリ、レオナルド・ボヌッチ、シモーネ・パドイン
MF:ステーファノ・ストゥラーロ、クラウディオ・マルキージオ、ロムロ
ロベルト・ペレイラ
FW:アレッサンドロ・マトリ、アルバロ・モラタ
序盤のペースを握るのはインテル。開始早々の2分、シャキリが強烈なミドルシュートを放つも、ここはストラーリが弾いた。
9分、インテルが先制する。コーナーキックの流れ弾からブロゾビッチがミドルシュートを放つと、イカルディがコースを変えて先制した。
22分、ユベントスも反撃する。カウンターからモラタが左サイドでボールを運ぶと、ニア高めに素晴らしいシュートを放つ。しかし、これはハンダノビッチが好セーブをみせた。
直後にはインテルもチャンスを作る。至近距離からパラシオがボレーを放つもストラーリが素晴らしい反応で防いだ。39分にはシャキリのミドルシュートをGKが弾いたところをブロゾビッチが詰めるも、これはオフサイドの判定。
すると42分、ユベントスが同点に追いつく。エリア内でマトリがヴィディッチに倒されると、マルキージオがPKストップ率80%を誇るハンダノビッチ相手に冷静に決めた。マルキージオはチェゼーナ戦以来3ヶ月ぶりのゴールとなった。
後半開始早々、ユベントスがビッグチャンスを迎える。モラタが左サイドで独走すると、GKと1対1となるがシュートは枠にいかない。直後にはフリーでヘディングを放つも、これも枠を捉えられなかった。
71分、インテルはシャキリに替えて長友を投入。布陣を3-5-2に変更する。
82分、長友が左サイドから素晴らしいクロスを繰り出すも、イカルディがヘディングを決められない。
ユーベがピンチを凌ぐと、最後の最後にこの男が決める。バイタルエリアからモラタがミドルシュートを放つと、ハンダノビッチがまさかのミス。弾いたボールはそのままゴールに吸い込まれた。
直後にはインテルが2度のビッグチャンスを得るも、ストラーリが立て続けに1対1を防ぎインテルにゴールを決めさせない。
そのまま試合は1-2で終了。主力を温存したユベントスが敵地でインテルを下した。
【得点者】
9分 1-0 イカルディ(インテル)
42分 1-1 マルキージオ(ユベントス)
83分 1-2 モラタ(ユベントス)
【了】