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香川真司 10年前

独杯決勝“前哨戦”。クロップは賭けに出ず? 香川も変わらず先発へ「ベストの編成で臨む」

text by 本田千尋 photo by Getty Images

ロイスはジョーカー的な存在として起用も

 またビルト紙によれば、マルコ・ロイスが再びコンディションを整えているとのことである。4月28日のバイエルンとのドイツカップ準決勝以来、主に疲労の問題で戦列を離れていたロイスだが、13日から全体練習に部分参加している。

 復帰したばかりということもあってか、ビルト紙もキッカー紙もロイスをベンチスタートと予想している。しかし離脱の理由が負傷ではないので、相手が2位ということもあって、16日のボルフスブルク戦でロイスが先発に入ることも考えられる。

 その場合の2列目の編成だが、4月11日のボルシアMG戦以降の直近の5試合では、香川とムヒタリヤンの両者は必ず先発している。そして右SHのポジションを務めてきたブワシュチコフスキが2日のホッフェンハイム戦で負傷離脱したことで、ヘルタ戦では代わりにカンプルが入った格好だ。

 ロイスが離脱する前では最後の試合となった4月28日のバイエルン戦では、ロイス、香川、ブワシュチコフスキでスタートしている。そう考えると、ロイス、香川、ムヒタリヤンの並びの可能性もある。

 しかしやはり復帰して間もないということで、ロイスはベンチスタートになるだろう。ボルフスブルク戦ではジョーカー的な存在になるのではないだろうか。2列目の並びはムヒタリヤン、香川、カンプルとなって、香川はヘルタ戦に続いての先発となると思われる。

 クロップはボルフスブルク戦を前にして、次のように述べている。

「両方のチームともまだ大きな目標を持っている。激しい試合になるだろう。ボルフスブルクは2位の座を確保するために勝たなくてはならないし、我々はリーグ戦の残りの2試合で6ポイントをなお必要としている」

 カップ戦の決勝を控えてはいるが、ヨーロッパリーグの出場権の獲得のためにも、やはり「ベストの編成で臨む」必要はあるのだ。

【了】

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