クロップ監督の退任発表以降、好調を維持するドルトムント
そしてケルン戦が明けると、ヘーガーには16日までのトレーニング及び試合出場停止処分、ボアテングとサムには解雇が言い渡される。シャルケのヘルトSDによれば、ヘーガーについては「忠誠心に疑問が抱かれて」、ボアテングとサムについては「信頼関係が失われた」とのことだが、いずれにせよシャルケがピッチ内外で迷走していることは否めない。
残りの2節は、パーダーボルンとハンブルガーSVという、残留争いに巻き込まれているチームとの対戦となるが、相手が残留をかけて挑んでくるだけに、何が起きてもおかしくない状況だ。キッカー紙は指揮官ディ・マッテオについて「2012年のチャンピオンズリーグの覇者は目下のところ幸運を欠いている」と記している。
そして【7位】ドルトムントだが、監督クロップが4月15日に退任を発表してから、3勝1分と好調を維持している。前節ヘルタ・ベルリン戦のように、ここに来て悪いなりに勝ち切ることも出来るようになってきた。
しかし次節はアウェイで【2位】ボルフスブルクが相手となり、主に中位クラブとの対戦が続いたここ4試合とは違った緊張感を持って臨む必要がありそうだ。
ボルフスブルクは前節のパーダーボルン戦を3-1と快勝した。既に来季CL出場権を確保して、主将ベナーリオの「現在我々は2位の座を維持するつもりだ」というコメントを引用しながら、キッカー紙は「そして5月30日にDFBポカール(ドイツカップ)を勝ち取る」と記した。
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