精神的なストレスが大きかったことを吐露するMF香川真司【写真:Getty Images】
残り2節となったドイツ・ブンデスリーガ。今季ボルシア・ドルトムントに復帰したMF香川真司は、現地時間13日に行われた会見で、思うようなシーズンではなかったことを吐露している。
2季ぶりにドルトムントに復帰した香川は、復帰初戦のフライブルク戦こそ1得点にからみ、自らも1得点を挙げる活躍を見せた。
しかし、それ以降はチームとともに不振に苦しみ、前半戦は最下位で折り返す。地元紙『レヴィア・シュポルト』でも、”平凡”と評されている。
香川自身も満足いくものでは無かったことを認め、「コンスタントに成績を残せていない。全く満足していません」と明かしている。
さらに「チームがうまく行かず、勝てないというのは、想像できなかった。特に前半戦にチームがうまくいかなかったときには、受け入れにくかった」と述べた。
前節ヘルタ・ベルリン戦後には「精神的なストレスはすごく感じていた」と話しており、肉体的にも精神的にも疲労していた様子。そして「全てを出しきろうとしていたけど、うまくいかなかった。説明しようにも答えが見つからない」と、語っている。
それでも後半戦は持ち直し、1部残留も決定。順位は7位でヨーロッパリーグ(EL)出場権も目の前にあり、DFBポカール(ドイツカップ)も決勝に進みタイトル獲得のチャンスもある。
EL本戦出場が最大の目標と語る香川は「まだ大事な試合が残っている。そしてまだタイトルを獲得できるチャンスも残っている」と話し、「だから最後まで集中して取り組むだけ」と、残り試合を全力で戦う。
そして、今季いっぱいでの退任が決定した恩師ユルゲン・クロップ監督に「残り3試合で最高の結果をプレゼントしたいと思っている」と、有終の美を飾らせるつもりだ。
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