快足飛ばす浅野、相手DFの脅威に
▼浅野拓磨
「かなり緊張しましたが持ち味は出せた」と語る20歳のFWは自慢の快足を積極的に出し、ミニゲームでも縦に動き出して幅広く味方のパスを引き出すなど、意欲的なパフォーマンスで見る者の目を引いた。
50メートル5秒9というスピードはJリーグでも相手ディフェンスの脅威となるが、縦を狙うタイミングの良さと動きの質がその威力を高めている。
良質のパサーが揃う日本代表で大きく飛躍する期待は高いが、2日目の練習では飛び出しからのシュートがことごとくゴールの枠を外れるか、GKにセーブされるなど、フィニッシュには大きな課題を残している。
今回は宇佐美貴史などハイレベルなアタッカーと一緒に練習したことも刺激になった。リオ五輪を目指すU-22代表の主力にも定着できていないが、A代表での経験が飛躍的な成長につながることを期待したい。
この4人の他にはハリルホジッチ監督のもとで初招集となった大久保嘉人の意欲的なプレーは全体の中でも目立っていた。また丹羽大樹が樋渡通訳を介して自らハリルホジッチ監督を捕まえ、ラインコントロールの細かい動きについて質問したというエピソードはザッケローニ時代の駒野友一を思い出した。
6月の二次予選では欧州組が加わり、ケガで今回は欠場した選手も戻ってくる。また未招集の選手が予選で入ってもおかしくないが、今回の合宿を経験した選手が指揮官に要求されたことをJリーグでしっかりと実戦していけば代表定着の道は開かれるはずだ。
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