マンチェスター・ユナイテッドのラダメル・ファルカオ【写真:Getty Images】
ラダメル・ファルカオの未来は「神の手にある」という。マンチェスター・ユナイテッドに所属する同選手の母親の言葉だ。
コロンビア代表のファルカオは現在リーグアンのモナコから1年のレンタルでユナイテッドに加わっており、4300万ポンド(約80億円)で完全買い取りするオプションも有している。
だが、今季のプレミアリーグで4得点しか挙げていないファルカオだけに、将来はまったくの不透明だ。かつてポルトやアトレティコ・マドリーでも活躍したファルカオには、ユベントスが関心を示していると言われる。
しかし、ファルカオの母カルメンサ・サラテさんは、ユナイテッドのルイス・ファン・ハール監督に対して息子が「証明しなければいけないことは何もない」と主張している。
サラテさんは『エスペクタドル』で、「監督としてファン・ハールの仕事のやり方をリスペクトしなければいけない」と語った。
「ファルカオと個人的な何かがあるということじゃないと思う。彼はアンヘル・ディ・マリアやロビン・ファン・ペルシに対しても同じだからね。それが彼の仕事のやり方であり、尊重しなければいけない。彼はユナイテッドに結果をもたらさなければいけない。実現できるか、見てみましょう」と、ファン・ハール監督に対して理解を示している。
母親は「ファルカオにはメディアやファン・ハール、誰に対しても、何かを証明しなければいけないことはない」と続けた。
「彼はサッカー選手として自分に何ができるか分かっているし、それがユナイテッドに移籍した大きな理由の一つ。私たちは待って、なるようになるのを受け入れるべきね」
また、息子が苦しい時を過ごしていることも理解しているようだ。「彼がキャリアで経験してきたことを考えれば、今は普通ではない状況よ。でも、サッカーではそういうこともある。神様が彼に新しい道を示したら、彼はマンチェスターを離れるでしょう。そうじゃなければ、彼は残るでしょうね」と言及した。
【了】
(※)本記事はインデペンデント紙との独占契約により、Football.Blueが日本での配信を行っています。