堅守を誇るユベントス。マドリーは破れるか?
一方のユベントスにも朗報がある。今やチームの顔となったポール・ポグバが負傷から復帰し、9日のカリアリ戦で早速ゴールを決めた。
下馬評では不利とみられていたチームが勝利を挙げるためには“ラッキーボーイ”の出現が不可欠だが、初戦のモラタに続いて2ndレグではポグバがその存在となるオーラはムンムンに漂っている。
さらにユーベにとって心強いデータといえば、今季ホームでコッパ・イタリア準決勝1stレグのフィオレンティーナ戦のみ。セリエA、CLを合わせてホームでは無敗を維持していることに加えて、アウェイ戦を含めても1-2以上の敗戦はない。
今季のセリエA、コッパ・イタリア、CLを合わせた計50試合でわずか27失点という強固な守備陣はマドリーの攻撃陣といえど、そう簡単に敗れるものではない。
しかも、過去の対戦成績を見ると計17試合で8勝1分け8敗と全くの五分であり、この試合で90分の負けとなる2点差以上の敗戦は1961-62シーズンのチャンピオンズカップ準々決勝再試合まで遡らなければならない。
ユベントス対レアル・マドリーという歴史的に見てもファン垂涎のビッグカードは、様々な角度から見て完全に五分五分。バルセロナが待つベルリンへの切符を手にするのはどちらか。
午前3時45分という、試合前に一眠りするにも起き続けて待つにしても最もキツイ時間帯の試合ながら、キックオフのホイッスルは眠気解消のための何よりの刺激となるだろう。
【了】