GKよりボールタッチ少ない? 批判の的となったベイル
過去のデータでは、ユベントス側の11勝10敗。わずかに1勝のリードを得ているが、先手を取りながらも最終的にはほぼ五分五分。やはりアウェイゴールの重要性を示す結果となっている。
ウィリアムヒル社のオッズを見ても、2ndレグ1試合のオッズではマドリーに1.67倍、ドローに4倍、ユーベに5.5倍で、決勝進出を予想するオッズではマドリーに1.67倍、ユーベに2.1倍。こちらでは、マドリーが有利という予想を掲げている。
ユベントス・スタジアムで行われた1stレグでは、敗戦の“戦犯”に仕立てられて大きな批判の的となったFWガレス・ベイル。その中にはGKイケル・カシージャスよりもボールタッチが少ないことも挙げられていた。
しかし、カシージャスのボールタッチ44回よりも少ないのは34回のクリスティアーノ・ロナウドも同じこと(ベイルは85分の出場で27回)。さらに、その他の試合を見てもボールタッチ数に関してはカシージャス>ベイル、ロナウドという構図は珍しいものではない。
これは、データサイト『Who Scored.com』にも「Counter attacks=very strong」とあるように、カウンターに優れたチームであることも要因の1つである。
当然、4-4-2の2トップと最前線で起用されながらシュート1本で終わったことは反省点となるが、ホームでの2ndレグでは全く異なるパフォーマンスを披露する可能性も十分に高い。
加えてクリスティアーノ・ロナウドは1試合に1点は計算できる。ユベントスが決勝へ勝ち上がるためには少なくとも1得点を決めなくてはならないだろう。
また、陣容を見ても負傷欠場の可能性も示唆されていたトニ・クロースは出場可能な状況と報じられており、カリム・ベンゼマが復帰する可能性も高まっている。リーグ制覇が厳しくなった今、CL連覇という目標に向けて士気も高まっているはずだ。