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清武にW酒井、原口、細貝も…。クラブの、自らの未来を切り開くか。1部残留をかけた戦いの行方は?

text by 本田千尋 photo by Getty Images

最下位ながら最も血気盛んなシュトゥットガルト

 残留に掛ける6チームの中で、今最も血気が盛んなクラブは【18位】シュトゥットガルトである。シュトゥットガルトはここ5試合を2勝1分2敗として、最近の成績は悪いものではない。直近の第32節マインツ戦に2-0で快勝すると、先制点を挙げたディダビはキッカー紙にこう述べている。

「僕たちにとってマインツ戦は準々決勝だった。そしてハンブルクとの準決勝が続く。もしそこで勝てたなら、パーダーボルンでは僕らの決勝が待っている」

 6チームが残す対戦相手を見渡すと、最終節でのハノーファー対フライブルクなど、【14位】ハンブルガーSV以下のチーム同士の対戦がまだ残されている。

 特にシュトゥットガルトは【14位】HSV、【17位】パーダーボルンと、残留を争うチームとの2戦連続となる直接対決を残しており、他のチームに比べてモチベーションを持って行きやすい状況だ。ディダビが言うように、「僕らの決勝」を目指すトーナメントと捉えれば、そのまま集中を高めていける。

 HSVも、ここ5試合を2勝1分2敗としており、直近のフライブルク戦では90分に1-1のドローに追い付くなど、調子は決して悪くはない。ディダビは「準決勝」としたが、シュトゥットガルトにとってのHSV戦は事実上の「決勝」と言っても過言ではないだろう。

 対照的に最も勢いの欠けているチームは、ハノーファーだ。直近のブレーメン戦では、先制しながらも、78分にユノゾビッチに直接FKを決められて1-1のドローに持ち込まれている。

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