ルイス・エンリケ監督【写真:Getty Images】
バルセロナのルイス・エンリケ監督は11日、チャンピオンズリーグ(CL)準決勝2ndレグ・バルセロナ戦の前日記者会見に臨んだ。
バイエルンのジョゼップ・グアルディオラ監督が「現在バルサのカウンターが世界最高のため、守備意識を高める必要がある」と発言したことに対し、L・エンリケ監督は「彼のような監督の称賛は歓迎だ。我々もクレイジーな試合を望んでいない。そうなった場合は試合を落ち着かせねばならない」と、バイエルンに主導権を渡さずポゼッション率を高める必要性を語った。
攻めか守り、どちらがより重要になるかと言う質問に対しては「どちらも重要だ。私の任務はこれらをコーディネートし、安定感を見つけ出すことだ。選手達も全員攻守両面が必要だと自覚している」と述べた。
3点リードしているが、L・エンリケ監督は落ち着いた試合になる可能性を「CL準決勝では無理だ。逆に選手達を落ち着かせねばならない時がある」と否定している。
さらに「ポルト戦でも逆転し、余るほどゴールを決めた。すでに一度成功しているのだから苦しむことはわかっている。彼らよりゴールチャンスが多かった1stレグと同様の試合を見せられるよう頑張るよ」とバルサへの警戒を露わにした。
なおFWリオネル・メッシやFWネイマールと、今季加入のFWルイス・スアレスが見せる絶妙なコンビネーションに関して「我々の理想はルイスの獲得によって強烈な最前線を結成することだった。ペドロと共に我々が攻守で必要とする全てを与えてくれる」と、満足感を示した。
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