暴徒化するマラトンとレアル・エスパーニャのサポーター(米メディア『FUSION』より)
ホンジュラス1部リーグのマラトン対レアル・エスパーニャの試合でサポーターの死亡事故が起きた。
9日にマラトンの本拠地があるサン・ペドロ・スーナのエスタディオ・ヤンケル・ローゼンタルで行われたクラウスーラ(後期リーグ)プレーオフ2ndレグで、レギュラーシーズン3位マラトンと6位レアル・エスパーニャが対戦。マラトンは2-0で勝利を収めたものの、6日の1stレグで1-4で敗れていたため、準決勝進出はならなかった。
米メディア『FUSION』によれば、試合終了直後に両軍サポーターがピッチ内になだれ込み、数百名による乱闘騒ぎに発展したと報じられている。出入り口に逃げようとしたレアル・エスパーニャのMFジュリオ・パロモ・ロドリゲスはマトランのサポーターに背後から蹴られ、さらには暴動の影響を受けてサポーター1人が死亡したと伝えられている。
マラトンとレアル・エスパーニャはホンジュラス4大クラブのうちの2つであり、同じ都市に所在するライバル同士。世界で最も殺人率が高いホンジュラス国内のダービーマッチとして知られる。
レアル・エスパーニャは公式HPを通じて「クラブはサポーターの死を深く悲しんでいる。我々はいかなる暴力も許さず、犠牲者の親族とともに団結して立ち向かう」とコメントしている。
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