ミラン名誉会長の問題発言に見事な皮肉で応えたアンドレア・ラノッキア(左)【写真:Getty Images】
セリエA第35節で2位ラツィオと対戦し、見事な勝利を収めたインテル。歓喜の夜、インテル主将のDFアンドレア・ラノッキアはミラン名誉会長への見事な皮肉を披露している。イタリア紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が報じた。
事の発端は試合前、ミランのシルビオ・ベルルスコーニ名誉会長による問題発言だった。クラブ売却についてのインタビューで「インテルのようなクラブは好きではない。10人の外国人と1人の獣で構成されている」と笑顔で言い放ったのだ。
獣とはイタリア語で「カエル」を意味するラノッキアを指していることは明白だった。実際にはインテルではDFダニーロ・ダンブロージオやDFダビデ・サントンといったイタリア人が活躍しているが、ラノッキアはユーモアで応戦する道を選んだ。
インテルのキャプテンは試合終了後、自身のユニフォーム姿とカエルをコラージュした画像をツイッター公式アカウントで呟いた。そして、「重要な勝点3! 獣に相応しい夜だ!」とコメントしたのだ。
3 punti importanti!! Serata da Bestie!!! @Inter #ForzaInter #LazioInter #FCIM pic.twitter.com/BW86p5IRBx
— Andrea Ranocchia (@23_Frog) May 10, 2015
この見事な皮肉にインテリスタ(インテルファン)からは絶賛の嵐。ラノッキアはラツィオだけでなく、ベルルスコーニ名誉会長との勝負にも重要な勝利を掴んだようだ。
【了】