武藤嘉紀【写真:Getty Images】
日本代表のヴァイッド・ハリルホジッチ監督が11日、報道陣の取材に応じた。
FC東京で活躍し、日本代表の常連となった武藤嘉紀。そんな彼にはチェルシーからオファーが届いている。本人は慎重な姿勢を貫いているが、これについて「チェルシーが彼にどんなオファーをしたのかは詳しく知らない」というハリルホジッチ監督が自身の考えを口にした。
「チェルシーにはやり方があって、かなり多くの選手をまず買って他のクラブに貸し出すんですね。現在も27人くらいレンタルされていると思う」
そうした同クラブの状況を考えれば、武藤もレンタルに出される可能性があるだろう。ハリルホジッチ監督は「もし向上したいのであれば、ヨーロッパでプレーできるクラブを探すべき」と話す。その理由についてこう語った。
「彼は本当に能力の高い選手ですが、ヨーロッパではまたサッカーの質が違います。それに適応するためにもっと向上しないといけないですし、修正も必要です」
移籍に関しては「決めるのは彼」と武藤の決断を尊重する姿勢を示したハリルホジッチ監督。それでも、ヨーロッパで成功するために大事なことは本人に伝えるつもりだ。
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