「シティへの移籍は驚きではなかった」
火曜日の夜に行われたチャンピオンズリーグ(CL)準決勝1stレグでは、かつてのチームメートであるカルロス・テベスのプレーに強烈な印象を受けた。彼はユベントスで幸福を見つけ出すことができたようだ。決勝戦を戦うまであと1試合だ。
彼がユナイテッドにいた時には、練習では決して最高の姿を見せるわけではなかったが、試合の日には元気一杯だった。1日中走り回ることもできたし、そういう姿で観客を盛り上げていた。彼と一緒のチームでプレーするのは楽しいことだった。彼はまだあまり英語が話せず、私はスペイン語を一言も知らなかったが、オールド・トラフォードでは隣同士の席で着替えていたこともあり、可能な範囲でお互いのことを知ることができた。
カルロスにとって2年目に不満だったのは、彼ではなくディミタール・ベルバトフが選ばれる試合が多かったことだ。ベルバトフはあまり頑張っているような印象が感じられず、それがまたカルロスを苛立たせていた。彼はなぜ自分がチームに入ることができないのか理解できなかった。マンチェスター・シティへ移籍した時にも、我々にとってはさほど驚きではなかった。
シティでも、彼はロベルト・マンチーニ監督(当時)との間で同じくらい問題を抱えていたようだ。今はユベントスで彼の運命は変わった。スリムになり、コンディションも良さそうだ。少し落ち着ける場所を見つけ出したようだ。彼はずっと、安心できる環境を必要としていた選手だった。
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(※)本記事はインデペンデント紙との独占契約により、Football.Blueが日本での配信を行っています。