リバプールの選手達が優勝を決めたチェルシーイレブンを拍手で迎え入れた【写真:Getty Images】
【チェルシー 1-1 リバプール プレミアリーグ第36節】
現地時間10日、イングランド・プレミアリーグ第36節が行われ、前節5シーズンぶりのプレミア制覇を決めたチェルシーは本拠地スタンフォード・ブリッジでリバプールと対戦した。リバプールにとっては微かに残されたチャンピオンズリーグ(CL)出場権のため、アウェイとはいえ勝利が絶対となる一戦だ。
チェルシーは若手のMFルベン・ロフタス=チークが、リバプールは今季終了後の退団が決定しているスティーブン・ジェラードがそれぞれ先発に名を連ねた。リバプールのイレブンは優勝を決めたチェルシーの選手達を拍手でピッチに迎えた。
優勝による気の緩みを見せないチェルシーは試合開始早々に先制に成功する。5分、CKにジョン・テリーがヘディングであわせて今季5得点目を挙げた。テリーはこれでプレミアリーグ通算39得点目となり、DFが持つ歴代最多得点記録で単独首位に立った。
リバプールは14分にコウチーニョがミドルを狙うも得点には至らず。リバプールはジェラードやヘンダーソンが攻撃を組み立てることが出来ず、1トップのランバートは孤立してしまう。一方のチェルシーはアクシデント発生。ズマが負傷してしまい、ケイヒルとの交代を余儀なくされる。
ここまでチャンスが少なかったリバプールだが、前半終了間際に同点に追い付く。45分、CKからジェラードが決めて1-1とした。試合はこのまま後半へ。
後半最初のチャンスはリバプール。49分、スターリングのクロスにコウチーニョがあわせるが惜しくも枠の外。74分、76分とセスクが立て続けに狙うも決勝点は奪えず。
79分にはジェラードがルーカスと途中交代。チェルシーサポーターも含め、リバプールのレジェンドには大きな拍手が送られた。89分にはコウチーニョが放ったシュートがコースが変わるが、辛うじてクルトワが押さえた。リバプールはチェルシーゴールに襲い掛かるも最後までプレミア王者のゴールは割れず。試合は1-1のドローとなった。
この結果により、5位リバプールと4位マンチェスター・ユナイテッドの勝ち点差は残り2試合で「6」となり、得失点差でも「14」開いていることから、リバプールの来季のCL出場は絶望的となった。
【得点者】
5分 1-0 テリー(チェルシー)
45分 1-1 ジェラード(リバプール)
【了】