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本田圭佑 10年前

本田に伊紙が絶賛の嵐「極上にして芳醇」「ミランの魂」「驚愕の確変」。インザーギが見出した“10番の可能性”

text by 神尾光臣 photo by Getty Images

「極上にして芳醇」、「春の日本の桜」

『コリエレ・デッロ・スポルト』 8
「シーズン最初のように、極上にしてまた芳醇だった。この日本人は素晴らしいボディーコーディネーションからボレーシュートを放ったが(前半13分)、デ・サンクティスの素晴らしいセーブで弾かれた。そして1-0となるファン・ヒンケルのゴール、2-0となるデストロのゴールは彼のアシストによるもの。

 インザーギ監督は金曜日の練習で故障したチェルチではなく――もっともその彼は変わらずに招集されていたのだが――本田を好んで起用した。トロシディスは、前半の全てにわたって彼に苦しめられていた」

『トゥットスポルト』 7.5
「彼の夜であることを証明するには、少しの時間で十分だった。素晴らしいインテリジェンスを発揮し時機を逃さず、ファン・ヒンケルへのアシストを供給する。デ・サンクティスに泡を食わせ、さらにはデストロの頭にもボールを合わせてみせる。この緯度において、こんな本田は見たことがなかった」

『コリエレ・デッラ・セーラ』 7.5
「ミランは意地を見せたが、彼はその魂である。まずは自らゴールを狙い(左足のボレーは危険なものだった)、そしてスピードを発揮して味方に貢献する。2ゴールは彼のアシストによるもので、そして他にもたくさんのいいプレイがあった」

民放TV局『メディアセット』電子版 7.5
「5月の暑い夜にあって、春の日本の桜のように咲き誇った。花見の季節からは幾分遅れてしまったが、機能をする様を目で楽しむのは素晴らしい。2アシストを記録したが、それだけではなかった。調子を持続させ、フィジカルパワーを発揮して挑んでいた」

【了】

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