武藤嘉紀【写真:春木睦子】
明治安田生命J1リーグ1stステージ第11節が10日に行われ、FC東京は鹿島アントラーズに0-1で敗れた。
5連勝を目指したFC東京だったが、34分に鹿島の土居聖真にゴールを奪われる。後半に畳み掛けるのがFC東京の強みであり、この日も再三のCKからチャンスを作った。最後までゴールに迫ったが、相手の粘りもあって得点を奪うことはできなかった。
武藤嘉紀は、この日も前線で起点となった。しかし「チャンスで決め切れなかったことは反省材料。運も味方にできなかった」と唇を噛んだ。
連勝はストップしたが、武藤は「この負けを引きずらないように」と話す。シーズン中には敗れる試合もある。背番号14が言うように、気持ちを切り替えることがタイトル獲得には重要だ。
次節は首位・浦和レッズとの直接対決だ。武藤は「泥臭く、綺麗なプレーは必要ない。攻守にハードワークをして勝利をもぎ取りたい」と、すでに前を向いていた。
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