キャピタル・ワン杯のトロフィーを掲げて笑みを浮かべるモウリーニョ監督【写真:Getty Images】
チェルシーのジョゼ・モウリーニョ監督は、クラブに長くとどまりたいと考えているようだ。9日、英紙『デイリー・メール』など複数メディアが伝えた。
これまでの監督キャリアにおいて、同一チームを連続して3年以上指揮したことがないモウリーニョ監督だが、チェルシーへの想いは他と全く違うという。
「私はここに残ることを望んでいる。インテルで同じことを言わなかったのは望まなかったからだ。レアルに残らなかったのも望まなかったからだ。私はここに残りたい。なぜこんなことを言うか、それは私がアブラモビッチ氏の手の中にいるからだ」
残留の意思を何度も強調したモウリーニョ監督は次のように続ける。
「彼(アブラモビッチ氏)にプレッシャーはない。明日新契約を提示する必要はないし、より多くの金を用意する必要もない。他のクラブから私に対するオファーを心配する必要はなく、何も不安に思うことはないんだ。彼が望めば私は残る。彼が望まなければ私は去る。双方にとってシンプルなことさ」
今季プレミアリーグとキャピタル・ワン杯の二冠を達成しているモウリーニョ監督だが、チェルシーにおいてその意欲が衰えることはない。「このチームを成長させたい」、その一心で仕事に打ち込んでいる。
ただ、長期政権は難しいということも十分に理解しているようだ。「現代フットボールにおいては不可能なことだ。私が思うにアーセン・ヴェンゲルが最後だろう」と、自身の見解を示している。
モウリーニョ監督とチェルシーの契約は2017年まで残っている。少なくともあと2シーズンは指揮を執ることになるが、それ以降の契約延長はあるのだろうか。
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