温存時間14分だけとなったGKマヌエル・ノイアー【写真:Getty Images】
【バイエルン 0-1 アウグスブルク ブンデスリーガ 第32節】
ドイツ・ブンデスリーガ第32節が現地時間9日に行われ、バイエルン・ミュンヘンはホームでアウグスブルクと対戦して0-1で敗れている。
6日に行われたチャンピオンズリーグ(CL)準々決勝1stレグではアウェイでバルセロナに0-3で大敗。すでに、DFBポカール(ドイツカップ)も準決勝で敗れ、3冠どころかタイトルがリーグのみとなる危機に陥っているバイエルン。
すでにリーグ優勝は決めており、12日に行われるCL2ndレグでの奇跡の逆転を目指し、主力を温存させておきたいところ。しかし、公式戦ではすでに3連敗で悪い流れを断ち切りたいのと、けが人が続出しメンバーを休ませることが出来ないためか、先発で代えてきたのはGKを含めて4人のみ。
ところが、同試合で休ませたいはずのGKマヌエル・ノイアーはたった14分で出場する羽目になっている。
同試合前半13分、この日リーグ3戦目の先発となったバイエルンのGKホセ・マヌエル・レイナがPA内でアウグスブルクのFWラウール・ボバディージャを倒し、一発退場。
その1分後に控えGKに入っていたノイアーがDFフィリップ・ラームと交代している。
投入から、ポカールでの苦い記憶がまだ残るPKだったが、これは相手がポストに当て、先制されずに済んだ。
しかし、75分以上を10人で戦うこととなったバイエルンは、71分にボバディージャに先制を許し、その1点を守りきられて敗戦。公式戦4連敗となっている。
バルセロナ戦へ勢いをつけるどころか、ホームで敗戦となり、試合後にはジョゼップ・グアルディオラ監督の来季マンチェスター・シティ就任報道が出るなど混乱。王者の面影はもうそこには無くなってしまっている。
【了】