「我々はまだ良くなることが可能だ」
61分のカウンターで、左にカンプル、中央にオーバメヤン、右にムヒタリヤンという状況で、香川はミドルシュートを選択する。シュートは大きく外れた。
「ちょっと慌てていたと思いますし、ああいう判断をもっとやっぱり、徹底していかないといけない」
そして局面での「判断」は常に課題なのだという。
香川と原口は84分に途中交代となった。
後半開始「早々に」2点目を奪ったこともあってか、結局ドルトムントの「フワってしている感じ」は収まることはなかった。
結果的にヘルタに対して2-0で勝利を収めたことで、その「感じ」が問題になることはなかったが、香川は「もう一回しっかりとコンデイションを作って」、「もう一回気を引き締めてやらなきゃいけない」と言う。
「勝ち切って良かった」が、「勝った分、内容に危機感を持って」、ドイツカップの「決勝までしっかりと持っていきたいと思います」と、2-0という結果に満足し切ってはいない。
監督クロップも「トータルでは結果に満足している」と試合を振り返りながらも、「我々はまだ良くなることが可能だ」と述べている。
ドルトムントは次節、ボルフスブルクと対戦する。ポカール決勝の前哨戦となる。
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