決定機を逃し低評価となったMF香川真司【写真:Getty Images】
【ドルトムント 2-0 ヘルタ ブンデスリーガ 第32節】
ドイツ・ブンデスリーガ第32節が現地時間9日に行われ、MF香川真司が所属するボルシア・ドルトムントはホームでFW原口元気、MF細貝萌の所属するヘルタ・ベルリンと対戦して2-0で勝利している。
香川と原口が先発し、共に84分まで出場。細貝はベンチ外となっている。
トップ下で出場した香川に対して、ドイツ各紙は厳しめの評価を付けた。
ドイツ紙『ビルド』が最も高く、チームで平均的な「3.0」となっている。
また、同紙では、原口に対しては香川同様の「3.0」となっているが、DFネベン・ズボティッチらを相手に前線でボールをキープ、得意のドリブルでチャンスを作り出すなどチーム最高タイとなる点数となった。
地元紙『ルールナハリヒテン』、『レヴィアシュポルト』、『デア・ヴェステン』の三紙は香川対し「4.0」と低評価。
『ルールナハリヒテン』では、チーム最低タイとなる点数となっており、「日本人は明らかに2、3回ボール扱いに問題を抱えていた。狭いスペースのベルリンディフェンスの間では、常にうまく反応できているわけではなかった。彼のために用意されたような試合だったが、全体的に効果的ではかった」と評している。
『レヴィアシュポルト』は、「序盤は、創造的に試合を組み立てようと努力していた。その後、後退していき、徐々に存在感を失った。1時間経過したところで、自らシュートを試みたが、ボールは枠を大きく外れた。83分にはチーム3点目を決めるべきだったが、直後の(ケヴィン・)カンプル同様に至近距離からのシュートは(トーマス・)クラフトにキャッチされた」と、決定機をのがしたことをマイナスとしている。
『デア・ヴェステン』も同様で「(ファビアン・)ルステンベルガーに力強いプレスをかけて相手のカウンターを阻止したことによって、ハーフタイム後、クロップ監督を一瞬興奮させた。しかし、攻撃面の努力のほとんどは、62分の場面のように、カウンターの際にボールを持ちすぎており、自らのシュートも枠を大きく外れた。彼の最大のチャンスは終盤のゴール前で完全にフリーの状態になり放ったシュートをGKに防がれたときだ」と、守備面で評価しつつ、決定機を逃したことをマイナス評価と見ている。
※ドイツの採点は1が最高、6が最低
【了】