ジョゼップ・グアルディオラはマンチェスター・シティへ?【写真:Getty Images】
バイエルン・ミュンヘンを率いているジョゼップ・グアルディオラ監督が、来季からのマンチェスター・シティの監督就任で合意したと、カタールを拠点にする『beIN Sports』が9日に報じた。
負傷者を多く抱え、調子を落としているバイエルンは9日のアウクスブルク戦に敗れ、PK戦の末ドルトムントに敗れたDFBポカール準決勝を含めれば4連敗中。
グアルディオラがバイエルンの監督に就任してから3連敗したのは初めてで、無得点での3連敗はクラブにとって15年ぶりのことだ。
今回の決断を下すにあたって、この連敗とチャンピオンズリーグ準決勝1stレグでバルセロナに0-3で完敗を喫したことが、契約を1年残しての退任する引き金なったと見られる。
シティでは元バルセロナ副会長のフェラン・ソリアーノ氏がCEOを務め、グアルディオラの元チームメイトで、浦和レッズでもプレーしたチキ・ベギリスタイン氏がFD(フットボールディレクター)を任されている。
特にベギリスタイン氏はグアルディオラがバルセロナを指揮していた際、右腕として強化面の要職を担っていた。その縁もあって今回の“大型移籍”が実現するようだ。
一方、今季シティで無冠に終わったマヌエル・ペジェグリーニ監督には以前から解任の噂が飛び交っていた。そしてナポリのラファエル・ベニテス監督らとともに後任候補として挙げられていたのがグアルディオラだった。
だが、この合意報道を否定する声もある。スペイン『スカイ』や『アス』紙の記者として知られるギジェム・バラゲ氏は自身のツイッターで「グアルディオラがシティとサインしたという話は純粋な想像であり、フィクションだ。全く持って真実ではない!」と訴えている。
果たしてこの合意報道は真実なのか。バイエルンがここにきて調子を落としているのは事実だが、その要因は負傷者だけでなくモチベーション低下という可能性もある。今後のグアルディオラ監督の動向に注目だ。
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