采配に自信を持つカルロ・アンチェロッティ監督【写真:Getty Images】
レアル・マドリーのカルロ・アンチェロッティ監督は8日、リーガの第36節バレンシア戦の前日記者会見に出席して同試合とチームの現状について言及した。
リーガを優勝するためには、首位バルセロナの引き分けか敗北を必要としている。そのためチャンピオンズリーグ(CL)が本命とされているマドリーだが、アンチェロッティ監督は「今はユベントスについて考えてはいない。今最も重要なのはバレンシアだ。好調で良いプレーも見せており、自信に溢れてCL出場を目指している。我々も全力を尽くさねばならない」と、目の前の相手に集中している姿勢を示した。
バレンシア戦から4日後、ユベントスとのCL準決勝2ndレグに臨む。「4日間休めるのだから、選手たちに休憩を与えるつもりはない。全員がフレッシュな状態だ」と、ローテーションはしないと明かした。
なお、ユーベとの1stレグでDFセルヒオ・ラモスの中盤での起用が失敗したことで、アンチェロッティ監督への批判がされている。しかし、同監督は「彼は色んなポジションでプレーできる。中盤で必要となれば、信頼しているから再び起用するさ。中盤で彼を起用するのは危険ではない」と、ラモスへの信頼を強調した。
更に同試合ではGKイケル・カシージャスよりボールタッチが少なかったFWガレス・ベイルについても次のように擁護した。
「彼と話し合う必要はない。マドリーが良いプレーを取り戻したら彼も良いプレーを取り戻す。そして、それはもうすぐだ」
集中力が欠けていたとも批判されたが「トリノ(ユベントスホーム)では集中力が足りなかったわけではない。ただ常に同じインテンシティーを保つことはできない。パスミスが多かった」と、自己批判した。
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