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元広島、レンジャーズのハウストラ氏がインドネシアの暫定監督に

text by 編集部 photo by Getty Images

元広島、レンジャーズのハウストラ氏がインドネシアの暫定監督に

インドネシアの暫定監督となったペーター・ハウストラ氏【写真:Getty Images】

 サンフレッチェ広島、グラスゴー・レンジャーズで活躍したペーター・ハウストラ氏がインドネシアの暫定監督に就任したと現地時間7日のスコットランド紙『ヘラルド・スコットランド』が報じている。

 ハウストラ氏は1990年から5シーズン、レンジャーズに在籍。在籍時は全てのシーズンでリーグ優勝を果たし、スコットランドリーグ9連覇の一端を担っている。

 1995年からはビム・ヤンセン元監督率いるサンフレッチェ広島に移籍。リーグ戦63試合に出場し、13得点を記録。2シーズン在籍し、フローニンゲン、リールセなどを経て2000年に引退した。

 引退後はフローニンゲンでユースコーチを担当し、他クラブでアシスタント等を経て、2010年には同クラブの監督に就任した。2014年からはインドネシアのテクニカルディレクターを務めており、今回暫定的に監督に就くことになっている。

 ハウストラ氏は就任に当たり「大変な仕事だ。インドネシアの国民に代表チームの誇りをお見せしたい。規律を重んじ、ハードに戦える選手を好む。そしてチームをまとめ上げたい」とインドネシアサッカー協会の公式サイトを通じて抱負を語った。

 インドネシアはW杯ロシア大会アジア2次予選でイラク、タイ、ベトナム、台湾と同組に入っており、そこで采配を振るうことが濃厚となっている。同予選に関しては「タフなグループ。イラクがおそらくもっとも抜けているだろう。我々はまず、最初の2試合に勝ちたい。そしてインドネシアサッカーのポジティブな精神を取り戻したい。我々には才能にあふれた選手がいることをわかっている」と、述べた。

 W杯予選を控え、暫定ではあるが監督も決定したインドネシアだが、現在FIFAから警告を受けており、同予選に参加できるかも微妙な状況となっている。

【了】

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