次節欠場が決まったFWマルコ・ロイス【写真:Getty Images】
今季も残り3試合となったブンデスリーガだが、終盤に来てボルシア・ドルトムントは、多くの問題に悩まされている。
現地時間7日にヘルタ・ベルリン戦に向けた記者会見を行い、ユルゲン・クロップ監督は、FWマルコ・ロイスがまだ間に合わないことを明かした。しかし、「筋損傷でも、他の何でもない。過度の疲労によるもの」と、怪我から復帰後すぐに120分試合をしたDFBポカール(ドイツカップ)準決勝での疲労蓄積であることを説明し、重症ではないと強調している。
それでも、まだ全体練習に合流できておらず、時期尚早と見て欠場が決定したようだ。
ヨーロッパリーグ(EL)出場を目指すドルトムントだが、ロイスに加えて、FWアドリアン・ラモス、MFヌリ・シャヒン、ケヴィン・グロスクロイツが今季欠場。MFヤクブ・ブワシュチコフスキも全治3週間と診断され、リーグ戦は欠場する予定。
さらに、FWピエール=エメリク・オーバメヤンも水曜日の練習で足を捻り7日の段階では、まだランニングのみとなっており、出場が微妙となっている。
残り3試合の正念場に来てさらにオーバメヤン、MFヘンリク・ムヒタリアン、DFウカシュ・ピシュチェク、マルセル・シュメルツァーの4人が累積警告4枚でリーチ。問題はけが人だけと言うわけにいかない状態となっている。
しかし、問題ばかりではない。戦列を離れていたMFオリバー・キルヒ、ロマン・ヴァイデンフェラーが練習に合流し、メンバー入りする予定。ロイスも来週の初めの練習には合流できるようだ。
ポカール決勝を含めれば残り4試合となり、多くの問題を抱えるドルトムントだが、クロップ監督の退任に花を添えるためにも、総力を結集して戦い抜く。
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