速い攻撃ができれば日本代表の幅が広がる
――ウズベキスタン戦は見事なゴールでした。
宇佐美 ボールが来たときに、シュートまでは持っていきたいと思っていました。ファーストタッチで右側へ持ち出したときに縦へのコースが見えたのでグッと入っていって、あとはGKと近すぎず遠すぎずの距離を保ちながらシュートしました。
――左足で止めて、右足のアウトで右へ持ち出してDFを外す。このプレーはJリーグでもよく見られます。そんなに速い感じはしないのですが。
宇佐美 速さだけではないですね。相手の体重移動とかを見て逆をとります。駆け引きです。
――ハリルホジッチ監督の印象は?
宇佐美 完璧主義者じゃないですか。強調したいことは繰り返し伝えます。
――「縦に速い攻撃」も強調されていたことですか。
宇佐美 はい。日本代表の現在の選手たちで遅攻は十分できるので、速攻の意識を植え付けるのはいいことだと思います。両方できないと幅が生まれないですからね。監督のやりたいことと、チームとして不足しているところが一致していたので、すごくいいんじゃないかと思います。
――今回のポジションは4-2-3-1の2列目左サイドでした。プレーしてみていかがでしたか。
宇佐美 ずっとやっていたポジションなので違和感はなかったです。中央よりもプレッシャーもない。中央だと前後左右からプレッシャーがかかりますが、サイドだとそこまでではないのでプレッシャーが緩い感じがしました。まあ、90分間プレーしたわけではないので、運動量がどうかとかはわからないですけど。
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