カルロス・テベス(左)とマッシミリアーノ・アッレグリ監督(右)【写真:Getty Images】
チャンピオンズリーグ準決勝1stレグで見事レアル・マドリーに勝利したユベントス。完璧な試合に思われたこの一戦だが、思わぬところでチームに亀裂が入ってしまったのかもしれない。6日、イタリア紙『コリエレ・デッロ・スポルト』が報じた。
事件が起きたのは86分、ユベントスのマッシミリアーノ・アッレグリ監督はこの日もMVP級の活躍をみせていたFWカルロス・テベスに替えて、MFロベルト・ペレイラを投入した。2-1のリードを確実に守るため、守備を強固なものにするための交代だ。
これに怒りを隠せなかったのがエースのテベスだ。交代シーンではアッレグリ監督が耳元で必死の説得を行っている場面が映像に映しだされていたが、その後テベスが不満気に何かを叫んでいる様子が捉えられていた。これがアルゼンチン『オレ』によれば、「臆病者!」と叫んだとのこと。テベスとアッレグリ監督の信頼関係に亀裂が入ったのではないかと報じている。
しかしながら、最近のアルゼンチンメディアがテベスを母国に連れ戻すために偏った見方をしているのではないかとの声もある。先日もボカ・ジュニオルス会長の発言に対する報道ではテベスが「真実ではない」と否定したばかりだった。ひとまず言えることは、ユベントスとファンにとってはテベスの好調と彼の勝利への執念は頼もしい限りということだ。
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