“退屈”と批判されているチェルシー【写真:Getty Images】
プレミアリーグを制したものの、”退屈”と批判を浴びているチェルシー。しかし、彼らは統計上アーセナルやマンチェスター・シティよりも”面白いサッカー”を展開していることがわかった。
第34節のアーセナル戦で見事なスコアレスドローを演出したチェルシーに対し、アーセナルファンを始めとしたイングランドサッカー界から”退屈なチェルシー”という批判が巻き起こった。守備的な采配に終始するジョゼ・モウリーニョ監督への反発だ。
しかし、英紙『メトロ』によれば、今季の全ての大会におけるチェルシー、アーセナル、マンチェスター・シティの1試合あたりのゴール数を計算すると、意外な結果が姿を現したという。
なんと、最も1試合あたりにゴールを生み出しているのはチェルシーで、平均「2.06」得点を決めているのだ。一方でアーセナルは「1.96」、マンチェスター・シティは「1.88」という数字となってしまった。総ゴール数でもチェルシーが「105」、アーセナルが「100」、マンチェスター・シティが「90」と、ブルーズが堂々の首位を維持している。
チェルシーを”退屈”と罵っていたアーセナルファンとマンチェスター・シティファンだったが、たくさんのゴールを見たいのであればチェルシーの試合を観た方がよいということになる。時として印象と統計は伴わないものであるようだ。
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