ミランのオーナーであるシルビオ・ベルルスコーニ氏(左)【写真:Getty Images】
タイ人投資家ビー・テチャウボン氏による独占協定が結ばれたことで買収騒動が一旦落ち着きをみせたとみられていたミラン。しかし、簡単には事態は収まらないようだ。6日、イタリア紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が報じている。
同紙によれば、中国資本によるシルビオ・ベルルスコーニ名誉会長との交渉は続いているとのこと。最初は30%から40%の株式を買収し、4年かけて70%の株式を買収することを提案しているようだ。
現地時間の3日に報じられた情報では、テチャウボン氏とミランが独占協定を結んだことによって中国資本参入の可能性がなくなったと思われていた。元々ベルルスコーニ氏は中国資本への売却を望んでいたとの見方も強かっただけに、今後の動きに注目が集まる。
これまで買収騒動によって多くの混乱がもたらされたミラン。ようやく問題が落ち着きをみせ、シーズン終了に向けてプレーに集中できる環境が整ったとみられていた。しかしながら、水面下での交渉が続いているということで、落ち着かない環境はしばらく続きそうだ。
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