ナイジェリア人実業家のアリコ・ダンゴテ氏【写真:Getty Images】
アフリカで最もリッチな人物が、アーセナルを買収する意向があることを認めている。
ナイジェリアの実業家アリコ・ダンゴテ氏は、総資産157億ドル(約1兆8800億円)とみられている。アーセナルの大株主であるスタン・クロエンケ氏の37億ドル(約4450億円)、小株主のアリシャー・ウスマノフ氏の96億5000万ドル(約1兆1600億円)を大きく上回る額だ。
2010年にもクラブ買収を画策したダンゴテ氏は『ブルームバーグ』で、「いつか適切な価格でチームを買えることを願っている。買収するかもしれないが、バカげた金額では買わない。だが、オーナーが抗いたくないような金額だ。自分の戦略は分かっている」と語っている。
今季のプレミアリーグで2位フィニッシュが見込まれるアーセナルは、現在10億ポンド(約1820億円)にわずかに満たない9億8800万ポンド(約1800億円)と評価されている。
仮に取引が実現すれば、ダンゴテ氏はプレミリーグのクラブで初のアフリカ人オーナーとなる。同氏は以前、アーセン・ヴェンゲル監督は「少しスタイルを変える必要がある」とも話していた。
アーセナルの未来は果たして誰の手に委ねられることになるのだろうか。
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(※)本記事はインデペンデント紙との独占契約により、Football.Blueが日本での配信を行っています。